新幹線の連結は東北新幹線と上越新幹線では日常的に行われており、前者はミニ新幹線と後者はMax同士で行われています。一方東海道山陽新幹線ではミニ新幹線が無くフル規格同士の連結運転も行われていないため連結器は非常用になってます。

ところが山陽新幹線では過去に営業運転で連結した事があります。それは6両の0系が登場した頃です。当時の山陽新幹線はこだまでも16両運転が基本で6両の0系は16両の半分以下だった事からそれを生かして多客時に6両の0系を2編成連結して12両で臨時のひかりに使用された事があります。東北では当たり前の光景ですが、山陽で連結運転が行われたのはこの時が唯一のケースです。

ちなみに車両基地では復旧訓練で連結が行われる事が有り16両編成の列車が2本連結して32両編成になる光景が見られます。ちなみにフル規格で16両だと全長400mなので2本連結すると全長800mになり地下鉄の1駅分に匹敵する長さになります。また、東海道山陽新幹線の車両は通常連結器は使用しないので連結器を使用する時はカバーを取り外して中から連結器を引き出して使用する構造になっております。これは連結運転を行う車両の連結しない側もそうです。

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